バイクに乗る際に、必ず被らなければならないヘルメット。
ヘルメット選びに悩んでいる人も多いと思います。
そこで、私が使っているヘルメット SHOEI GT-AIR2をご紹介したいと思います。
結論から書きますが、これはオススメです。
なお、私はバイク購入後、妻といっしょに「とりあえずの安いヘルメット」を購入して大失敗しました。
その後、あれこれ調べてお店に行って試着し、ようやくSHOEI GT-AIR2にたどり着いたという経緯があります。
失敗談は最後に書きますので、興味のある方はどうぞお読みください。
オススメ理由 その① ヘルメットは「カッコイイ」フルフェイス 一択
バイク用品店に行くと様々なタイプのヘルメットがあります。
ヘルメットのタイプを大きく2つに分けると、フルフェイスかジェットタイプのどちらかとなります。
2つの違いは、ずばりアゴを守ってくれているかどうか。
バイクのタイプによってデザイン性を重視して選択するという意見もありますが、やはり安全を考えるとフルフェイス一択だと思います。
わたしの愛車はクルーザー(アメリカン)タイプですが・・・
私の愛車は「スズキ ブルバードM109R」というクルーザー(アメリカン)タイプのバイクです。
このタイプのバイクにはジェットヘルや鉄兜の様な形をしたヘルメットが定番の様に言われています。
ただ、いずれのタイプも万が一の事故があった時、かなりの確率で命にかかわります。死ななくても顔面は大けがでしょう。
私も妻もバイクに乗る以上、事故にあうリスクは負わなければなりません。
ならば、最大限回避できるようにとフルフェイスを選択しました。
なお、GT-AIR2は流線形でデザインがとてもカッコイイです。
クルーザータイプのバイクで被っても違和感は全くありません。(と、少なくとも私は思っています)
むしろ、いかにも「アメリカン」な雰囲気は避けたかったので、レーシーなフルフェイスの方が好みです。
フルフェイスのその他の良い点
実際に公道を走ってみて、安全性以外にもフルフェイスには良い点がたくさんあることに気づきましたので書いておきます。
- 顔の大部分が隠れているので、日焼けしにくい。また、顔を見られても気になりにくい。
- 虫や小石などいろんなものが飛んできても安心。
- 遮音性・静穏性が高いので、インカムの声がはっきり聞こえる。
オススメ理由 その② 内蔵されている「インナーサンバイザー」が秀逸!
私がGT-AIR2を選んだ最大の理由といっても過言ではないポイントです。
私は日常生活はもちろん、バイクに乗るときも眼鏡を着用しています。
つまり、バイクに乗るときサングラスをかけることができません。
しかしバイクで走っていると、太陽がまぶしくて運転に支障をきたすことが多々あります。
対策として、シールドごとスモークタイプやミラータイプに取り換える方がおられます。
ちょっと話を聞いてみたところ、日が沈んでからは暗すぎてかなり視界が悪いとか。
まぁ薄暗くなってからサングラスをかけて運転しているようなものですから、単純に危ないですよね。
その点、GT-AIR2に装備されているインナーサンバイザーは秀逸です。
ヘルメットの側面にあるレバーを操作することで、インナーサンバイザーがサッと降りてきます。
しっかり大きめのサイズなので、下の方から光が入りにくくなっています。
そして、トンネルに入った時や、薄暗くなってきた時には同じくレバー操作一つでサンバイザーが上がり、明るい視界を確保できます。
↓インカムのななめ右上がバイザー用レバー。
これは本当に便利です。
フルフェイスタイプのヘルメットでも、このインナーサンバイザーがついているタイプとそうでないタイプがあります。
私は断然、インナーサンバイザー付きをオススメします。
インナーサンバイザーは日差し対策だけではなかった!
まぶしさ対策にとインナーサンバイザーをつかっていたのですが、先日、別の理由で助けられました。
ある暑い日、暑さ対策にヘルメットのシールドを上げて走っていた時のことです。
たまたま何か固い虫が私の目のあたりに飛んできてしまいました。
インナーサンバイザーを下げていたおかげで、眼鏡への虫の直撃を回避することができたのです。
いやはや、助かりました。
オススメ理由 その➂ 「AIR」(空気)の流れで、ヘルメット内が快適!
GT-AIR2というだけあって、空気(AIR)の流れが計算されつくしています。
ヘルメット上部に開けられたエアダクトから空気がヘルメット内に流れてきて、蒸れた空気が滞留しません。
ヘルメット内の快適性と言えば、蒸れだけでなく、風切り音対策と静音性も重要です。
空力やヘルメット内の空気の流れ、かなり効いています。
以前に被っていたノーブランドのジェットタイプヘルと比べると段違いで快適さを体感できました。
グォーーーっと鳴り響く風切り音。これこそバイクだ!なんて強がっていましたが、やっぱり静かな方がいいと思います。
ロングツーリングが圧倒的に快適です。
タンデムしている妻との会話もはっきり聞こえて問題ありません。
これらの点が数千円で販売されている格安フルフェイスと、SHOEIやARAIのプレミアムフルフェイスの大きな違いです。
質感や形状、構造など、実際にバイク用品店に行って現物を確認することをオススメします。
オススメ理由 その④ フィッティングがものすごく大切!
いわゆる、プレミアムと言われるSHOEIやARAIのヘルメット。
モノとしての作りもものすごく素晴らしいのですが、さらに重要な点があります。
それは「フィッティング」です。
どんなに安全性が高くても、かっこよくてもヘルメットはフィッティングが合っていないと全く無意味だとさえ思います。
以前に使用していた格安ヘルメットは、まずサイズ表記が「FREE」となっていました。
これはつまり、どちらさまでも何となく被れますよ。と、言うことです。
結果、私も妻もバイクに乗るたびに「なんだか首が痛い」「肩が凝った」「頭が痛い」といった症状に見舞われていました。
ところが、GT-AIR2だと、ほぼこれらの症状が出ることはなくなったのです。
ヘルメットそのものの重さの違いや形状の違いも関係しているかと思いますが、一番の違いはフィッティングです。
なお、私たちのGT-AIR2はバイク用品専門店の「2りんかん」というお店で購入しました。
専門店のフィッティングはやっぱり大切。
SHOEIのヘルメットの購入に際しては、お店の方が頭のサイズを事細かに計測し、それを専用のパソコンソフトで分析してくれます。
そして、S、M、L、XLというサイズからどのサイズが最適かの提案がありました。
私の場合は、サイズ、頭の形状ともに「M」でちょうど良いとの結論。
実際に試着用のMサイズを被ってみたところ、「ぴったり快適!」 と、いう感想ではなく、
「け、けっこう窮屈ですね・・」だったのですが、ヘルメット内のスポンジがなじんでくるので問題ないとのことでした。
実際、何度か被っているうちに本当に快適にフィットしてきて、ちょうどよい感じです。
さて、妻のヘルメットはフィッティングの本領が発揮されました。
頭のサイズからするとSとMの間くらい。Sだと全体的にかなりタイトなフィット感。人によっては頭痛が出るかも、で、却下。
Mだと側面はちょうどよいが、頭頂部に空間ができるのとほっぺた周りがタイトで、少し気になるかも・・。とのこと。
有料になってしまいますが、ヘルメット内のスポンジを頭・顔の形状に合わせて取り換えてくれるサービスがあります。(3000円くらい)
もともとが高級なヘルメットですから、正直なところ追加の出費は痛いところです。
ただ、もしフィッティング甘いようだと今回ヘルメットに求めていた快適性が半減します。
ここはケチってはいけないポイントだと判断して、フィッティングをお願いしました。
結果、「ものすごく快適!」が妻の感想です。
迷ったら、追加のフィッティングはお願いするのが正解だと思います。
まとめ SHOEIのプレミアムヘルメット GT-AIR2はオススメです!ただし・・・
以上の通り、SHOEI GT-AIR2はオススメのプレミアムヘルメットです。すごくよく売れている理由を体感しています。
ただし、購入する際は必ずフィッティングができるバイク用品専門店を強くオススメします。
やはり、バイクに乗る際にずっと被るヘルメット。頭を守ってくれるヘルメット。フィッティングがものすごく大切です。
計測・フィッティングができるスタッフがいるお店を探してアドバイスをもらい、納得するまで試着するのが良いです。
もし、お店の方がフィッティングを甘く見ているようでしたら別のスタッフに接客を求めるか、違う店に行ってもよいでしょう。
命に係わる買い物ですし、値段も安くはありません。グイグイ行ってください。
それでは、よいバイクライフを過ごしてまいりましょう!
以下はオマケのお話です。よろしければ引き続きお読みください。
GT-AIR2をちょっぴりお得に買う方法!?
私たち夫婦が買ったGT-AIR2は定価から3割ほど引いてもらった値段で購入することができました。
なぜなら、ちょっと高級なグラフィックモデルと言われるGT-AIR2はデザインが生産打ち切りになると処分価格になるようです。
グラフィックデザインが型落ちでも、性能は全く変わりません。
どうしても単色でなければ!とか、このデザインじゃないと!という譲れないコダワリがなければ、
型落ちグラフィックデザインは値引きなしの単色(デザイン無しモデル)よりもお安く購入できます。
デザイン、サイズ、在庫といろいろマッチングしないと手に入りませんが、ちょっと覚えておくとお得に買える情報でした。
せっかくヘルメットを買うなら、インカムも同時に!
私たちは夫婦でタンデムツーリングをします。
今回のヘルメット購入時に合わせてインカム(インターコミュニケーションシステム)を取り付けることにしました。
インカムの詳細はまた別に紹介したいと思いますが、ポイントはヘルメットと同時に買ってしまうことにあります。
ヘルメットとインカムを同時に購入して、インカムの取り付けをお願いしてしまうのです。
おそらく取り付け工賃を取られることはまずありません。喜んで取り付けをしてくれるでしょう。
何でも自分でやりたい人は別として、この辺りの事は、何回も取り付け経験があるお店の方にお願いしてしまうのがベストです。
インカムはカルドのものを使っています。音がクリアで操作も簡単。とても便利ですよ。
蛇足な話 最初に安いヘルメットを買って後悔したこと・・・
バイクの教習所代や、バイク本体、保険などなど、バイクライフの出だしは何かとお金がかかります。
つい、ヘルメット代をケチってノーブランドの安いヘルメットを買ってしまったのですが、ものすごく後悔しました。
最後まで読んでくださっているあなたには、後悔してほしくないので参考にしてください。
後悔した理由は以下の通りです
- フィット感が悪く、バイクに乗ると頭、肩、首の疲労がとんでもない。
- ちょっとトルクのかかった加速をしたら、ヘルメットがズレて危ない。
- 安いといっても1万円近くはする。普通の買い物からすると、決して安くはない。
- よくよく見ると(いや、見なくても)、カッコ悪い。妻は私のことを見て一言、「なんか、カッコ悪い」と言い放ちました。
- 静粛性、快適性が露骨に悪い。
- 安全性に難あり。命あっての物種。何かあったらそれこそ後悔では済まない。
上げればきりはないですが・・。
バイクに乗ることが決まっているのであれば、教習所に行く前にGT-AIR2を買っていくと良いです。
もし、時間が戻せるならば、私ならそうします。
教習中にフルフェイスヘルメットに完全に慣れ、卒業後にマイバイクに颯爽と乗る。
いいじゃないですか!
しかも、高いヘルメットを買ったのだから教習への集中力も倍増しますよ。
ヘルメットから少し脱線しますが、教習所へ行く前にマイヘルメット、マイグローブ、マイブーツは揃えるべきでした。
使うかどうか分からない・・ではないんですよね。バイクに乗るって決めたんでしょう?
もう、最初からお気に入りのアイテムをしっかり揃えちゃってください。と、昔の自分に言ってあげたい。
それでは、今度こそよいバイクライフを!
蛇足の蛇足 SHOEIヘルメットが、ふるさと納税で・・・
もし、これを読んでくださっている方が高額所得者で、SHOEIのGT-AIR2を既にもっておりサイズはばっちり分かっているということであれば朗報です。
ふるさと納税の返礼品にSHOEIのヘルメットを見つけてしまいました。ご興味ございましたらご覧ください。