ああ、ベーコンね。
どこのベーコンだろうとそう変わらないな、と思いますよね。
私もそう思っていました。
それどころか、市販のベーコンは様々な添加物なんかが沢山入っているものがほとんどで、購入する機会が激減していたのですが・・。
たまたま通りかかった「エーデルワイスファーム」というお店で、とんでもないベーコンを発見してしまい考えを改めることになりました。
お店の看板に「ハム・ベーコン直売店」とあります。
野菜や魚の直売所はよく目にしますが、ハムとベーコンの直売はあまり目にしません。
どうなんだろね?などと、興味本位で妻といっしょにフラッとお店に入ってみました。
ショーケースの様な冷蔵ケースに鎮座していたベーコンの値段を見て、ちょっと怯みました。
ベーコンブロック小 280g 2300円! 大650g 4600円!! いずれも税別。
ええと、たしか一般的なスーパーマーケットのベーコンって200gで300円くらいだったような。
何がどう違うのだろう。
お店の方にいろいろ教えてもらいました。また帰宅後、WEBサイトも調べてみました。
エーデルワイスのベーコン、時間と手間が大変かかっていることが分かりました。
約1か月もの長期間にわたってマイナス2度の氷温で塩漬けた肉を熟成。
その後、昔ながらの薪と炭火を使って「スモークマン」と呼ばれる燻製職人が仕上げていくそうです。
薪は柏(カシワ)、楢(ナラ)を2年以上乾燥させたものだけを100%使用・・。スモークチップは使わない。これは大変だ・・。
ベーコンの本場、ヨーロッパ(ドイツ)でもここまで手間をかける伝統的な生産方法は途絶えてしまっているそうです。
なぜにそんな手間と時間をかけるのか?
すべては美味しさのため。と、お店の方が断言されていました。
じっくり時間をかけて熟成させることで、肉の赤身の部分だけではなく、脂身まで味が染み渡るそうです。さらに、たんぱく質が旨み成分で
あるアミノ酸に変わって美味しさが凝縮されて増すとのこと。
とろける様な脂身の旨味が最大の特長。
ちなみに市販の多量生産ベーコンは・・・
一般的に現在スーパーで売られているベーコンは作り方が違う様です。
そもそも「塩漬け」ではなく「注入法」という作り方に変わっているようで。
「注入法」というのは、お肉に注射を打って塩漬液を注入し毛細血管を利用して赤身の部分に味付けする方法とのこと。
この方法は短時間で簡単に味付けができるため、大量生産には向いているそうです。
ただ、毛細血管がない脂身の部分には味がしみ込みません。
また、熟成というたんぱく質をアミノ酸に変える期間が短いため、味については・・・。
と、言うことだそうです。
で、実際のところどうなのよ? 美味しいに決まってる!
前置きとうんちくが長くなってしまいました。
お店の方のお話を聞いて、「よし、買ってみるか!」となりました。
清水の舞台から飛び降りる勢いで、650g 4600円。税込みで約5000円。奮発しました。
こんなに高いベーコンを買ったのは初めてです。
まずは小さく切って、生で食べてみました。
断面も美しい・・。庶民なので小さく切って味見します。でも、厚切りです。
「なにこれ?」
「これが本当のベーコンなのか!」
美味しい香りが口の中で広がります。
自分の体温で溶けた脂身の旨味が溢れていきます。
しっとりした口当たりですが、水っぽさは微塵もなく旨味の塊です。
今まで食べてきたベーコンは何だったのでしょうか。
目玉焼きベーコンにして食べてみました。
脂身がスーッと溶けて、旨味が蔓延します。
もう、いつもの目玉焼きではありません。
脂がもったいないのでパンで拭き取って食べました。
世の中にはこんなに美味しいものがあるのですね。知らなくて申し訳ない。
スープにしても旨味がすごい。
細かく切って、玉ねぎスープを作ってみました。
玉ねぎと一緒に炒めて、塩、コショウ、ブイヨン、水で煮込むだけ。
とってもシンプルで簡単なのに、ため息が出るほど美味しかったです。
※写真は作っている途中のものです。
エーデルワイスファーム ベーコンの賞味期限と保存方法
ものすごく美味しいエーデルワイスファームのベーコンには注意事項があります。
購入する時にお店の方に教えてもらったのですが、賞味期限が通常のベーコンよりも短いそうです。
美味しさを追求した結果、合成保存料は使っておらず、賞味期限は出来上がってから14日間となっています。
食べ切れない分は小分けにしてラップで巻いて冷凍すると良いそうです。
冷凍すれば1か月くらいは風味が損なわれず食べることができるとのこと。(解凍は冷蔵庫で自然解凍)
絶品ベーコン、入手方法は直売所かネット。時々、デパートの催事もあり
こんなに美味しいベーコンなので、きっと大丸や三越、成城石井あたりでも売っているのかと思ったのですが、どうやら普通には手に入らないようです。
北海道の北広島にある直売所で購入するか、インターネットで購入するかのいずれかです。
時々、大都市の百貨店の催事には出店しているようです。
このベーコンはギフトに最適。ふるさと納税の返礼品でも手に入る!
このベーコンはもらったら喜ばれること間違いなしだと思います。
ただし、今まで別のハムやベーコンを送っていたとしたら、注意が必要です。
このベーコンを食べてしまったら、元のベーコンには戻れないかもしれないので・・。
なかなか毎日の食卓に出せる価格ではありませんので、ふるさと納税返礼品として入手するのがよいでしょう。
いろいろなセットがありますが、個人的にはブロックのベーコンが断然オススメです。
ペランペランではない、肉厚のベーコンを食べてみて欲しいです。
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おまけ。ITI優秀味覚賞で最高の三ツ星を2020年~2022年まで連続受賞
エーデルワイスファームのベーコン、世界的には既に認められているようです。
ITI優秀味覚賞 3年連続三ツ星受賞。(2022年時点)
なんだかすごそうな経歴ですが、こういった権威付けはお金で買っているケースもあります。
本当かしらとちょっと調べてみましたが、確かにありました。サイトはこちらです。(海外のサイトです)
私が調べた限りでは、かなり審査も厳しく3年連続三ツ星受賞はハードルが高いようです。
ご興味ある方はご覧ください。
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