ヨーグルトメーカーを活用して自家製甘酒を作りました。

自分でできた
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自宅にあるヨーグルトメーカーを活用して甘酒を作ってみました。

甘酒は「飲む点滴」と言われるくらい栄養素が豊富な飲み物だそうです。

中でも体内では生成できない必須アミノ酸が9種類も含まれているとのこと。

発酵食品は体(特に腸!)に良さそうなので、しっかり取り込んでいきたいところです。

作る前に、甘酒について少し解説。知ってしまうと飲みたくなります!

甘酒には種類が2つあります。

一つは、よく神社などでも寒い日に振舞われる「酒粕」を水で溶いて、砂糖を加えたタイプ。

酒粕から作る甘酒は、体が温まってありがたいのですがアルコールが残っているのが気になるところです。

完全にアルコールを飛ばすために強く加熱(60℃以上)してしまうと、栄養素も壊れてしまいます。

また、飲みやすくするために砂糖を加えるので糖分も気になりますよね。

もう一つは、米麹を発酵させて作るタイプです。

こちらの甘酒は、「麹甘酒」とも呼ばれています。

こちらの甘酒は米麹を約60℃くらいで発酵させて作ります。

発酵する時に、お米のデンプンが糖化されてブドウ糖に変わります。

この砂糖とは違った控えめな甘みがなんとも美味しいんです。

今回作る甘酒は、後者である「麹甘酒」になります。

甘酒を飲めば、脳がフル回転するかも?

ブドウ糖は脳が活動するにあたり、唯一のエネルギー源にできる物質としてよく知られていますよね。

勉強やゲーム、あるいは頭を使う仕事の前に甘酒を一杯ひっかければ、脳が爆速で動く!と、個人的に期待しています。

しかも、甘酒に含まれるブドウ糖は麹菌が分解してくれているので、胃腸での消化に負担がかからず、速攻で吸収されるとか。

甘酒、凄すぎる。

麹甘酒作りに必要な材料について

材料と調理器具について

材料
米麹・・・300g (生・乾燥どちらでもOK)
水・・・・200g
お湯・・・300g調理器具
ヨーグルトメーカー
キッチンスケール(はかり)
温度計
ジップロック
ケトル(お湯を沸かす)
材料はいたってシンプル。

良質な米麹を用意してください。

ちなみに米麹の賞味期限が切れていたり、保存状態が悪いと発酵が上手くいかず、失敗する可能性があるので注意してください。
今回はふるさと納税を活用して、愛媛県のマルヤス味噌株式会社の「生米麹」を使いました。
1kgの生米麹が2個届きました。「生米麹」は賞味期限が短いので、すぐに使わない分は冷凍しておきます。

水にもちょっとこだわりを。

水は三菱レイヨン「クリンスイ」で浄水したものを使用。(ミネラルウォーターや湧き水でもよいですね)
塩素臭が気にならない地域の方でしたら水道水でもよいのですが、やはり水にはこだわりたいところです。

麹甘酒の作り方

①米麹の重量を量り、ほぐします

米麹の重量をキッチンスケールで量ります。

その後、米麹をジップロックに入れてバラバラになるまでほぐしていきます。

手でもみもみすると簡単にバラバラに。

 

②容器を熱湯で殺菌

甘酒づくりは発酵を伴いますので、容器に雑菌がついていると雑菌もいっしょに元気になってしまいます。

しっかり熱湯で殺菌しておきます。

こちらがヨーグルトメーカーに付属の発酵用容器。

熱湯をかけておきます。その後、フキンなどで拭くと雑菌が付きますので、内側は拭かなくてOKです。

➂発酵用の容器に米麹と水を入れる

発酵用の容器に米麹を入れ、上らか水を入れていきます。

200gの水をいれてください。全体に水がいきわたる様に容器を軽くゆすってください。

④お湯を沸かして発酵容器に注ぎます。

ケトルでお湯を沸かしてください。

熱湯を注いでしまうと麹菌が死んでしまいますので、65℃くらいに調整してから注ぎます。

81℃のお湯に水を入れて温度調整。温度管理は大切ですので、温度計は用意してください。

 

300gのお湯を容器に注ぎます。

注ぎ終わったら、かき混ぜ棒(ヨーグルトメーカーの付属品)でかき混ぜて全体にお湯をなじませてください。

⑤ヨーグルトメーカーにセット

ヨーグルトメーカーに発酵用容器を入れて、自動モード「甘酒」モードにセットしスタート。

これで60℃の温度をキープしたまま9時間発酵させることができます。

お昼までにセットしておけば、夜寝る前には完成します。9時間かかることを想定してセットしてくださいね。

⑥発酵がおわったら冷蔵庫へ。

9時間の発酵が終わったら、かき混ぜてからひとまず冷蔵庫へ入れましょう。

米麹は生きていますので、常温のままでおいておくと発酵がさらに進んでいきます。

発酵しすぎると酸味が出てきますので、発酵速度を落とすために温度を下げます。

温度が低くなってもゆっくり完全に発酵は止まらないようです。

毎朝、毎晩甘酒を一杯飲んで、どんどん消費してしまいましょう。

自家製 麹甘酒のお味はいかに? オススメします。

発酵が終わった甘酒を味見してみました。

今回はふるさと納税の返礼品でいただいた「生米麹」ということで、風味にも期待が高まります。

結論、めちゃくちゃ美味しいです。

自然で上品な甘みをすごく感じることができます。

きっと脳も大喜びだと思います。甘いし、エネルギーになるし。

喉越しも、お米の粒もいい感じでトロトロになっていてとても滑らか。

ヨーグルトのトッピングに掛けても美味しそうですね。

自家製麹甘酒、大成功でした。

生米麹は2キロもありますので、せっせと甘酒作りを続けたいと思います。

作り方もものすごくカンタンですので、ぜひとも自家製甘酒作りに挑戦してみてくださいね。

麹甘酒の賞味期限は?

おおよそ冷蔵庫で1週間程度が目安のようです。

以前に作ってから10日ほどたった自家製甘酒を飲みましたが、風味が少し変わった程度で特に問題はありませんでした。

ただ、保管状況や個人差があると思いますので、早めに飲んでしまうことをオススメします。

また、飲み切れそうにない場合は、ジップロックに入れて空気を抜いて冷凍するという手段もあります。

冷凍すると1か月程度は美味しくいただけます。(解凍後の冷凍は不可)

まとめ 麹甘酒作りに必要なもの