プロローグ なぜ大型バイクなのか
何か新しいことに挑戦しようと思い、学生時代にあこがれた大型バイクの免許を取得することにしました。せっかくの挑戦なので、記録しておこうと思います。同年代の方や、これから大型二輪免許を取ろうと考えている人の参考になれば、なおよしです。
大学生の時に取得した中型免許。そして手に入れた250CCのバイク。友達と二人でフェリーに乗って北海道へツーリングに行ったことを思い出します。まさかその時は40代半ばで北海道に住んでいるとは考えてもおらず、不思議なものです。
なぜに突然大型二輪免許を取ろうかと思ったかといいますと、前述した「あこがれ」ではあるのですが、四十路も半ばを迎えると、もう少し複雑な気持ちがあります。
「乗るなら今しかない」、「あと何年乗れる?」が、切実な本音かもしれません。
30代のころや40歳になったばかりのころは、「いつか乗れたらいいな」だったのです。
しかし、40代中盤になってきますと、「あれ?もう乗れるチャンス、かなり少ないかも」という事実に気づいてしまいました。少し大げさに聞こえるかもしれませんが、「今乗らなければ、人生を終えるときに後悔することの一つになっている」ということです。
さらに、「今がひょっとしたらリミットかもしれない」という肉体的な衰えを感じているからかもしれません。
これはもう、やるしかない。と、決意しましてそのまま最寄りの自動車教習所を調べて電話し、その日のうちに入校してしまいました。衝動的な行動のように思えたのですが、冷静になってみると、いつも心の内側で望んでいたことが顕在化するタイミングが急に来ただけかもしれません。
さて。自動車教習所で最初に言われたこと。
「いま、自動二輪の免許取得希望者が殺到していまして、入校はしていただけますが教習の予約が込み合っていますので免許取得まで3か月くらいはかかるかもしれませんが、かまいませんか?」と。
え・・。無難にこなせば12回の教習で卒業なので、毎日、夜に2時間通って10日間くらいで免許取れるかと思っていたのですが、まったく甘かったです。まぁ仕方ありませんね。入所後、すぐに適正試験(筆記試験)を受けてひとまず終了です。余談ですが、日頃、電卓やエクセルで四則演算をしていると、筆記で計算をやりなさいと言われるとドギマギしてしまいました。
入所時に必要なお金の話
私の場合、中型2輪免許を大昔に取得していましたので、学科は免除、教習10回で10万円くらいでした。卒業検定の時に別途3000円ほど必要ですが、その他は見極めや検定で落ちない限り支払いは発生しません。
通った教習所について
今回お世話になった教習所についてです。
第一条件は家から近いことでした。免許を取りたい人が多いタイミングですと、なかなか2時間続けて教習の予約は取れないようでしたので、通うことがストレスにならない距離は大切だと思います。自家用車で通えるのもありがたかったです。
そして、もっともありがたかったのは早朝教習です。朝の6時20分から最初の教習が始まるのです。早起きはちょっと大変でしたが、北海道の夜明けはものすごく早いので問題ありません。まさに朝活といったところです。朝いちばんから大型バイクに乗ってから出社。振り返っても爽快な日々でしたよ。
教官の皆さんも気さくで親切な人ばかりでした。大昔、普通自動車の教習を受けたときはちょっと横柄な教官さんに当たったこともあって、教官に対するイメージがあまり良くなかったのですが、2輪の教官さんは違っていてよかったです。まぁ普通自動車の免許取得は20歳のころでしたから、だいぶ自分自身が歳を重ねたということもあるのでしょうが・・。ただ、4輪の教官で「めちゃくちゃ車好き」という人は少なかったと思うのですが、2輪の教官さんは全員バイク大好きな人たちでしたので、この辺りも何か関係があるかと思います。
教習初日 初大型バイクにライドオン!
さて、2021年6月某日。教習初日(1回目)
いよいよ教習が始まりました。ヘルメットとプロテクターは教習所で貸してくれますので、グローブとブーツだけ用意しました。最初、バイク用品店へ行ったのですが結構なお値段だったもので、ちょっとじっくり選びたいなということで、店を変えることに。
困ったときのワークマンさん。やっぱりありました。バイクに使えそうな革のグローブと安全靴。合わせて4千円くらいで済みました。助かります。と、書きましたが、これはダメな例です。
賢明な皆さんは同じ失敗をしないでください。もし、免許が取れたらすぐにバイク購入を考えているのでしたら、バイク用グローブやブーツ、そしてヘルメットは教習所に通うと決めた時に間髪入れずに用品ショップへ行って自分のサイズにあったしっかりしたものを選んで買った方がいいです。時間の問題で欲しくなりますから。
閑話休題。
教習初日はまず教官とお話することから始まりました。
教官「こんにちは。よろしく願いいたします。ところで今、バイクは乗っておられますか?」
私「いえ、もうかれこれ20年以上乗ってません」
教官「・・・。20年ぶりですか・・。」(ちょっと引き気味だったような・・)
私「あ、去年ですが一度だけレンタルバイクに乗って少し走りました」
教官「あぁそうでしたか!どうですか、乗れました?」(すこしほっとしているような・・)
私「なんとか無事に帰ってこれましたので、大丈夫だったように思います」
教官「まぁそれでは今日は大型バイクにひとまず乗ってみましょうか」
と、いうことですぐに走り出せるのかと思いましたが、まずはバイクの取り回しと倒したバイクを起こすところから始まりました。やっぱり大型バイクは重量があります。何とか起こせましたが、不用意に力むと腰をやられそうなので注意が必要です。
教習用のバイクはホンダのNC750という車種。ネイキッドタイプです。
エンジン始動!ドルルルルン! おお、これが大型バイクか!と、ちょっとテンションが上がりました。こういう未体験なことは本当にドキドキしていいですね。もう教習所の代金の半分くらいはこの瞬間で元を取った気分になりますが、あくまでも免許取得が目的でした。
初日ということで、教習所の中をくるくる回り、車用のS字、クランクを通過。坂道発進できるかどうかを確認、と、順調に運転することができました。
「ひょっとして、乗れてるんじゃない?オレ」 と、嬉しくなりました。ああ、風が心地よい・・。
しかしですよ、最後に現実を突きつけられます。
教官「では最後に1本橋いってみましょうか!」
そういえば、中型免許の時にも1本橋ってあったよな。と思い出しましたが、別に苦手意識はなかったように思います。
ところがです。1本橋、なんということでしょう、乗ることすらできませんでした。まっすぐ乗ったつもりが乗れていないのです。
「いや、たまたま、あれどうしちゃったんだろう、オレ」 そんなはずはないさ、と再挑戦。
かろうじて橋に乗ることはできましたが、3メートルくらい進んで落ちました。
「いやいやいや、そんなはずは・・」 しかし、これが現実でした。
めちゃくちゃライディングスキルと運動神経が衰えているっていうことですね、これ。まぁ初めて乗った大型バイクで慣れていないということがあるにしても、ここまでひどいとは・・。
先が思いやられる状態で初日は終了しました。大丈夫か、オレ・・。
教習2時限目 クランク S字
一抹の不安を抱えたまま2時間目に突入しました。
坂道発進は問題なくできそうです。次にバイク用のクランク、S字に挑戦です。
「こんなに細かったっけ?」という車幅を2速でヨロヨロと走り抜けました。フットブレーキで速度調整です。こんなんでよかったのかしら?と、半信半疑ですが、まぁっパイロンをひっかけずに通過できれば大丈夫そうです。
と、油断していたらコース取りを間違えてパイロンをリアでひっかけて倒してしまいました。どうやら検定でこれをやらかすと終了するようですので慎重に走りたいところです。
そうして再び1本橋に挑戦です。また落ちました・・。大丈夫か、オレ。
教習3時限目 鈍重!ビッグスクーター
3回目の教習はビッグスクーター体験というものでした。別に教習所のサービスではなく、教習科目としてオートマチックタイプに乗ることも必修科目だそうです。
最初に脅されました。
教官「せいさん、スクーターは重いですよ。そしてニーグリップ(膝でバイクのタンクを挟み込んで体を固定)ができないうえにアクセルワークも難しいです。ヴーーんと、いきなり加速しますから」
私「・・・。そうなんですね。原付とは違うということですね」
教官「まったく別物です。自動二輪についてはオートマチックの方が難しいと思いますよ。まぁ正直、面白い教習ではないですが、一度体感しておくということで・・。あっ、もしかして免許取ったらビッグスクーター乗りたいと思っていたならすみませんね」
私「いえ、ビッグスクーターは今のところ興味ないですねー」
果たして、ビッグスクーターは本当に難しかったです。
1本橋、すぐに落ちました。
クランクに至ってはパイロンを倒し、焦って減速してバイクをこかしてしまいました。
バイクでこけたのは思い返せば初めてだったかもしれません・・。波状路もまともに走ることができませんでした・・。怖い・・。
うむ、ビッグスクーターは私には無理ということで。ヨタヨタになりながらとりあえず教習を終えました。
ただ、今回のビッグスクーター教習を終えて、バイク選びについてちょっと思うところが出てきました。
重くてデカいバイクだと、このスクーターみたいにいろいろ苦労するのかしら・・と。
250CCが軽快で気負わず乗れるのでいいんじゃない?くらいの、弱気が出てきそうになりましたが、いやいや、オレはでっかいバイクに乗るのだ!という初心に立ち返りたいと思います。(ただ単にビビッてしまっただけですね、、)
教習4時限目 舞うように走れ。スラローム!
さて、ビッグスクーターの洗礼をなんとかやっつけまして、次の時間からは普通の教習に戻ります。
スラロームに挑戦です。
これは中型免許の時はなかったような気がしますがどうでしょうか。2速でパイロン4つか5つの間をバイクをバンクさせながら華麗に通過するという荒業です。
しかも7秒以内に通過しないと減点というプレッシャーまでついてきます。
「では、私が見本を見せますのでよく見ておいてください」と、教官は流れるようなバイク捌きでパイロンをあっさりと通過。流石ですね・・。
「はい、やってみましょうか」
ヨタヨタ、ドルルン、ヨタヨタ、ドルルン・・・と、なんとかかんとかスラロームを通過。
「目線が手前を見てますね。もうちょっと先の方を見た方がいいですよ」
「バイクが倒れそうになったらアクセルを一瞬開けてください。バイクが起き上がろうとして体勢が戻りますから」
「リズムよくどうぞ」
いちいち的確に修正ポイントを指摘してもらえますので、やはり教習所はありがたいですね。
ふと思いました。これは仕事でも同じようなことがあるな、と。
「習うより慣れろ」「自分で考えろ」。 これはこれで大切なのですが、やはり肝となる部分は熟練した人から教えてもらう方が早くて正しいと。
バイクの操縦に関しては、自己流でひどい運転をして世の中に迷惑をかけるわけにはいきませんから、失敗はできるだけしないように気を付けることです。
さて、スラロームはどうにかクリアー出来てきたのですが、課題は一本橋にあるようです。
実はさらに大きな課題が待ち構えてはいたことはのちに判明。
補習編 一本橋の渡り方 ちょっと詳しく
この段階では一本橋に乗ることはできるようになったのですが、ゆっくり落ちることなく走って渡りきることができる確率が50%(つまり2回に1回は落ちる・・)という危険な状況でした。
一本橋は落ちると一撃で「検定中止」という恐るべき試練なのです。
ちなみに、渡る時間については大型二輪は10秒以上かけて渡ることとあります。
時間が短かった場合は1秒当たり5点減点されるとのこと。
これについては大型二輪免許取得者の間では有名な?話ですが、「一本橋、落ちなければどうということはない」と、いうことらしいです。
シャア大佐の言うところの「当たらなければどうということはない」です。
落ちたら問答無用でアウトですので、もうとにかく渡りきることに集中する方が良いようです。
ただ、大きな車体を低速でバランスをとって安定させる技術自体は、公道で大型バイクを運転するためには必須となります。
検定はともかく、練習ではしっかりと技術向上を目指して取り組むべきですね。
さて、一本橋。
同じタイミングで教習所に入学した学生さんらしき若者たちは難なくクリアーしていきます。
私も若いころはさんざんバイクを乗り回してきたはずなのに・・・。
と、過去の思い出に浸ってはいけません。現実を直視するしかないのですから。
「これはちょっと困ったなぁ」と、弱気になってきたのですが、経験豊富な教官に救われました。
私が一本橋で失敗するのを観察していて、すぐに改善点を指摘してくれたのです。
同じく一本橋で悩んでおられる方がおられましたら、一度、ご自身でもチェックしてみることをお勧めします。
まず、両足のつま先がまっすぐ正面を向いているのかをチェックです。
癖で少し外向きになってしまう人が多いようですが、つま先が外を向いているということは膝も若干外に開いている(つまりがに股・・)になっている可能性が高いです。
そうすると、当然、ニーグリップ(タンクを膝で挟み込んで固定)ができていませんので、すぐにふらつきます。
バイクがバランスを崩して橋から落下となります。
次に、目線です。細い橋に前輪が乗っかっているのかが心配になり、ついつい近くを見てしまいますが、目線は橋の終了地点か、さらにその上あたりの進行方向を見ることです。
近くを見ると腕に力が入ってしまうのか、ふらつきの原因になります。
あとは橋に乗る時の勢いでしょうか。ゆっくり渡らなければという意識が強すぎて、スタート時から相当な低速で橋に突入しますと、橋に乗る時のちょっとした勾配でバランスを崩す可能性があります。
思い切って発進して、スッと橋に乗ってしまってから低速で渡れば落ちる可能性がかなり減ります。
最後はブレーキです。何せ落ちる恐怖が先走ってしまい、バランスを崩したときにとっさにフロントブレーキを握ってしまうと、一気にバランスを崩してしまいます。とにかくフットブレーキのみで減速する、これは大切です。
蛇足としては、たっぷり時間を掛けて渡っていいカッコを見せようとしない。(誰に?)ですね。
まとめますと、ニーグリップ、ちょっと先を見る視線、スタートは思い切りよく、ブレーキは足のみ。
これで何とかなるはずです。そしてくどいですが、イキらない。
随分と一本橋について書いてしまいましたが、何せ私にとっては危うく教習所への出所拒否に繋がりかねない嫌な課題でしたのでご容赦ください。
教習5時限目 新たなる挑戦。波状路(はじょうろ)
波状路。何か聞いたことはあるような、ないような。中型2輪免許を取ったときにこのような項目があったのかどうか、定かではなかったのですが、どうやら大型2輪になって初めて出てくる課題のようです。
前述したビッグスクーター研修の時に初めて波状路を体感したのですが、これが意外と難しかったです。特に重量のあるビッグスクーターだったから・・という言い訳を差し引いても。
さて、波状路。
これはイメージとしてはハシゴを地面に横たえた上をガタガタとバイクでゆっくり通過するというものです。
ひとつひとつの障害は小さいのですが、連続しているのでけっこう振動がダイレクトに伝わってきます。
そして、ゆっくり低速で超えていかなければならないのでバランスが大切になってきます。
さらに、どうやら検定の時は「立ち姿勢」で波状路を走らなければならないのです。
この立ち姿勢というのは、その名の通りバイクのステップの上で立つ姿勢を取るわけです。
おしりは当然シートから離れてしまいますので、これまたニーグリップができないと大変難しい課題になってしまいます。
たまたま同じ時間に教習を受けていた若い女子(!)は、まず立ってバイクに乗るというところから腰が引けてしまい、かなり苦労していました。
私は昔乗っていたころに腰が痛くなると、バイクで立ち上がって伸ばしていたりと経験があったので案外スムーズにこなせましたが・・。
それでも立った姿勢で低速をキープしてゆっくりと、でも止まらないように波状路を走るのはなかなか神経を使いました。
ゆっくり過ぎると「波」を越えることができずにバイクが倒れてしまいます。
なんとか波状路はクリアー出来ましたが、今回の教習でついに最後のボスが出現してしまいました。
それは・・・。検定コースです。
はぁ?、と、疑問とともにため息をつかれてしまいそうですが、これが私にとっての最強の課題になってしまいます。
検定はA、B、Cという3種類のコースからいずれか一つが検定当日の朝に発表されるということです。
教官曰く、全コースをこれから先の教習で一通り走るので暗記してきてください、とのこと。
私、自慢ではないですが超物覚えが悪く、当然、道を覚えることも大の苦手です。
次を曲がるのだっけ?次の課題は何?などと、半分パニックというか気がそぞろな状態で、あの一本橋を無事に渡れるだろうか?
いや、渡れまい・・。とてつもなく憂鬱な気分になっておりました・・。
教習6時限目 ストップ!急制動。
だいぶ大型バイクに乗るのにも慣れてきたころに急制動という課題が与えられます。
これは教習コース内の直線部分で時速40キロ以上まで加速し、目印の線を超えたところでフロント・リアをフルブレーキングして所定の範囲内でバイクを止めるというものです。
40キロ以上の加速は全く問題ないですが、止まる際に、昔バイクに乗っていた時の癖が邪魔をします。
ついギアを落としてエンジンブレーキを発動させて止まってしまうのです。
何回か急制動にチャレンジしたのですが、体が覚えていることはなかなか直らず、教官様からも「エンストしても減点になりませんから、ブレーキだけで止まってください!」と、指導をいただく始末。
なんとかかんとか課題はクリアーできました。
が、別のところでまたお叱りを受けてしまいました。教習所内の走行ルールとして、急制動課題をやっている時は隣の車線は走らずにバイクを停止して待機するということになっているのです。
私はそれこそコースを必死で暗記しようとバイクを走らせていて、急制動課題を他の方が始めようとしているのを見落としてしまい、よろよろと隣の車線に進入したところ、教官様から猛烈なクラクションを鳴らされてしまいました。
これは公道に出てからでもうっかりミスになるでしょうし、周りをきちんと見ておかなければと深く反省しました。しょぼん。
油断できない課題 踏切
教習も終盤に入ってきます。ここまでに、実は四輪と同様、1段階、2段階といった見極めが挟まれているようです。
全く意識していなかったのですが、どうやら見極めはうまくパスできていたということなのでしょう。
ただ、大型2輪教習を受けている女性は波状路などがうまくいかなかったようで、見極めで不合格になって補講を受けているようでしたので、教官はしっかり見ているということです。
さて、このあたりから検定コースを実際に走っていくことになります。
そして、コースの中にある踏切を渡る機会が多くなるのですが、これはちょっと注意が必要です。
当然ですが踏切前は一時停止し、交差点の時よりもさらに左右の遠くを見て電車が近づいていないかを確認しなければなりません。
教習所ですので、電車が来ることはないのですが、来るかもしれないという緊張感をもって、迫真の演技力で遠くを見ていることをアピールしておけば大丈夫です。
そして、その後、踏切を渡るわけですがローギアのまま渡りきってください。
踏切の中でセカンドにギアを上げてしまうと減点です。
また、踏切を渡り終わってから次に左折するのか右折するのかで走る位置を考えておく必要があります。
左折してコースに戻るようであれば、左に寄せて走らなければなりません。
簡単なことではあるのですが、コースと走る順番が頭に入っていないと、「あれ?次、どっちだっけ?」なんてことに。
ギアの事を忘れたり、走行位置があやふやになったりと減点されることをやらかしてしまいますので注意してください。
なお、私はこの段階で教官さまから、「だ、大丈夫ですか?全くコース覚えておられないようですが・・」と、真顔で心配されるくらいにコースが覚えられませんでした。
おまけに一本橋がちゃんと落ちることなく渡れるかといった心配事があると、余計にコースの事が頭から飛んで行ってしまいます。
流石に危機感を覚えまして、コースが書かれた紙の上を指でなぞりながら、「ここは要注意で・・、クランクがおわったら次が波状路で・・」などとブツブツつぶやき、頭の中でコースを走るエアー走行を自宅で繰り返したところ、多少は頭に入ってきました。
コースが覚えられなくてお困りの方はお試しください。無事に本日も課題をクリアーできました。(つづく)