北海道内屈指の人気キャンプ場 美笛キャンプ場へ行ってきた(2022年9月情報)

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北海道随一の人気を誇る「美笛キャンプ場」(千歳市)に行ってきました。

すごい人気だということは聞いていたので、一度行ってみたいなと思っていたのですが、近所ということもあっていつも旅の候補からは外れていました。

また、すごい人気故に場所取り合戦の様相を呈しているらしいと聞き、争いごとが苦手な私にはちょっと無理かな、とも。

そんなこんなでご縁がないキャンプ場だったのですが、2022年9月某日、チャンスが訪れたのです。

平日にたまたま妻と一緒に休みが取れたので、もう行くならこの機会しかない!と。

 美笛キャンプ場で2泊3日を過ごして、実際のところどうだったのか?

結論。とてもよいキャンプ場でした。キャンプ好きなら一度は訪れるべきでしょう。

ただ、とりあえず一回でいいかな、もしくは数年後にまたきます。という人もいるかもしれません。

以下が、美笛キャンプ場の良かったところ、気になったところ(いずれも個人的主観です)になります。

 美笛キャンプ場の良いところ

  • 支笏湖の湖畔にテントを設営できれば、素晴らしい景観を一日中楽しめます。晴れていれば最高でしょう!(私たちが訪れた日は曇り雨でしたが)
  • テントサイトに人工的な明かりが少ないので、夜はきちんと暗い。(晴れていれば星空もきれいに見えるでしょう)
  • 場所によっては、ほぼ車横付けでテントが設営可能。荷物の積み下ろしが楽です。
  • 入場ゲートや受付がしっかりしていて、防犯という意味でも安心。
  • 炊事場、トイレは日常的に清掃が行き届いていて快適に使えました。ウォシュレットあり!
  • 湖が目の前なので、カヌーやサップ、釣りといったアクティビティをする人には大変便利。(私たちもカヌーを持ち込みましたが、すぐに出発できて大満足)
  • 人が沢山いるので、野生動物の襲撃などは回避できそう。
  • 札幌市内から車で1時間少々と、アクセスが非常に良い。有料道路もなく、交通費はかなり抑えられる。
  • チェックアウトが11時なので、比較的ゆっくり片付けができる。
  • ペットの入場可能(私たちはペットを飼っていませんが、ペット同伴の方がけっこういました)
  • ゴミはほとんどすべて捨てることができます。
  • 帰りに秘湯「丸駒温泉」に寄ることも可能。

キャンプサイトの近くに巨大なオスのエゾシカが!

美笛キャンプ場の気になったところ

  • 平日でもすごい人口密度。(テント密度) ひっそりと静かなキャンプをしたい場合はちょっと厳しいかも。
  • 大人一人一泊2000円というかなりのハイスペック価格設定。私たちは大人2人2泊で8000円のお支払いでした。(小学生・中学生 1000円、4歳以上 400円)料金表はこちら 注)千歳市民は半額
  • テントを立てる場所を確保するためにコミュニケーション能力があった方がいいかも。(「こんにちは」「お隣いいですか?」「よろしくお願いします」が言えれば大丈夫です)
  • 限られたスペースでテントを設営する能力も必要。自分のテントのサイズ(ペグを打った状態までの)を把握しておきましょう。(私たちはタープは諦めました)
  • 曇りや雨だと、写真や動画で見てイメージしためちゃくちゃきれいな景色は見れません。(写真や景色を最重要視の場合は晴れた日に行きましょう)→次はもっと良い景色が見たい!星空が見たい!が再訪動機になるのかも・・。
  • 近すぎて、旅をしているという点で物足りない。(これは札幌に住んでいるので仕方がない)

湖畔にびっしり建った色んなテント。因みに私たちは向かって一番左端に建てました。

まとめ

支笏湖湖畔の素晴らしいロケーション、札幌からすぐにアクセスできる手軽さが美笛キャンプ場の人気の理由ではないかと思いました。

先ほど、旅として物足りないなどと書きましたが、実際のところ、キャンプ道具を撤収して帰路についてからわずか1時間少々で自宅に到着するのはとても楽です。なんなら忘れ物しても取りに帰れます。

管理も行き届いており、初心者やファミリーで訪れてもきっと楽しめるでしょう。また、カヌー、サップ、釣りといった水辺のアクティビティを楽しむ方にもすごくオススメです。

半面、人口密度の少ない静かなキャンプや、ちょっと不便なキャンプを楽しみたいベテランキャンパーさんには物足りないかもしれません。(湖畔の人気エリアを外せば比較的広めのスペースの確保はできそうですが・・)

あとは、料金ですね。

何せ一泊2000円ですので、道内の無料もしくは数百円のキャンプ場に慣れてしまっていると、ものすごく高く感じてしまいます。

料金に見合った快適さ、安心感があるので、これに関しては各人がどう捉えるかというところでしょうか。

実際に利用させていただいた結果、個人的には適正価格だと思います。

また、キャンプ(旅)全体の予算で考えると、遠方のキャンプ場まで行くためのガソリン代や高速代は数千円、場所によっては一万円以上かかることもあります。

旅全体の予算という点では、安上りかもしれません。(まぁ遠くへ行くにも理由があるので、お金だけの話ではありませんが・・・)

ちなみに、今回のキャンプ。2人で2泊、8000円を払ったこともあって、キャンプ場から一歩も出ずに満喫しました。

普段のキャンプでは、テント設営後にちょっと近所を観光したりとブラブラするのですが、なんだかもったいなくて。(貧乏性)

そもそも支笏湖(と、カヌー)が目的だったので出かける必要もなかったのかもしれませんね。

そして、仮にこの美笛キャンプ場が数百円の料金設定だったとしたら、今以上にキャンパーが殺到してしまい収拾がつかなくなるでしょう。

実際、施設の方とお話したところ、現状でもキャパシティーに限界が近づいているそうです。

今後は完全予約制にするかもしれないとか、なんとか・・。

美笛キャンプ場に行くときのキャンプサイト確保方法?(絶対ではありませんが・・)

美笛キャンプ場に3日間滞在し観察して気づいたことをもう少しだけ。

このキャンプ場が朝の受付を開始するのは午前7時です。ハイシーズンには5時や6時から車が列を成すとか・・。

で、キャンプを終えて帰る人たちのチェックアウト時間の最終は午前11時。

あくまでも最終時刻なので、多くの皆さんが朝食後に片づけに入っていました。時間としては8時~9時です。

受付終了後、まず湖畔の良いロケーションのキャンプサイトは空いていないものと思った方が賢明です。

空いているのは湖畔からは少し離れた林間エリアや、炊事場などのすぐ近くの開けたエリアになります。

どうしても湖畔にテントを立てたい!と、いう場合は、ハイエナ作戦が良いと思います。

帰り支度をしているキャンパーに「今日、チェックアウトされるのですか?」と確認して、跡地を譲ってもらうのです。

特にルールがあるわけではないので、しっかり周囲のキャンプサイトを探している人にもわかるようにアピールしましょう。

確実ではないですが、夕方もねらい目です。

美笛キャンプ場には、宿泊以外にもデイキャンプという設定があります。(料金 大人1日1000円)

デイキャンプのチェックアウトは午後7時が最終となります。

秋のキャンプですと5時過ぎには日が落ちて暗くなってきますから、撤収は午後3時~4時といったところ。

この時間帯で片づけをしている人の跡地を譲ってもらうのです。

で、ここからが盲点なのですが、前日宿泊したキャンパーがそのまま11時に撤収せずにデイキャンプに移行しているケースが散見されました。

つまり、湖畔の一等地(?)に建てられたテントも、ひょっとしたら午後3時~4時頃に撤収する可能性があるということです。

よくよく観察してみると良いかもしれません。(あんまりジロジロ見ていると怪しい人になるので気をつけてくださいね)

それでは、皆様の美笛キャンプが楽しい思い出になりますように!